「ばけもの屋敷跡」というフレーズを聞くとちょっとぞ~っとするのですが、この案内板を森の中で発見したのは最近です。週3日ぐらい、お昼に内堀沿いの整備されたコースをウォーキングしてるのですが、この森の入口は京橋口の巨石がある所を過ぎるとすぐ左手の場所で、反対側は極楽橋に程近いところです、内堀沿いのアスファルト道に並行しており割と長細い静寂の森です、野鳥も多く、普段は野鳥観察している数人の人に出会うぐらいで街からすぐの所とは思えないくらい自然の趣ある森です、今はツツジが山盛り咲いていて、里山的な野の花もありその情景に惹かれ最近は森の中を散策しながら通り抜けてます、そうしたら森の中の小径で気になる案内板を見つけました。
その場所のMAP
こんな案内板です
【案内板にはこんな説明が書いてありました↓】
伏見櫓 の内側一帯には、江戸時代のはじめ金奉行の役宅が置かれていたが、やがて空き地となり、いつしか「ばけもの屋敷」とよばれるようになった。大坂城 を管理する重職である京橋口定番 の屋敷(公邸)はこの南側に隣接しており、代々の定番にはここに住み着く妖怪 がとりつくと恐れられたが、享保年間(18世紀はじめ)に着任した戸田大隅守 という大名が退治したと伝える。
ちょっと知り得たこと&感じたこと
後で調べてみると京橋口定番の屋敷があった場所では物の怪のせいで、赴任した大名は病気になったり発狂したり命を落とす者が絶えず、退治に乗り出した戸田大隅守が鎌で仕留めると巨大な古狐だったとかという話も伝わっていたり、徳川幕府により豊臣家が滅亡する波乱の歴史などでの豊臣家の怨念と結びついた怪談などもあるらしいのでこの看板を見るとちょっと不気味な感じがします。でもこれまでの大阪城の歴史の中で、やはり昔のこの場所をイメージして通ると静寂の森が不気味な感じがして歩くスピードが速くなります(笑)……でも四季折々色んな花も咲き野鳥もいて自然の趣いっぱいで好きな森です、今ツツジを中心に花が咲いてる明るい森のフォトをご覧ください。