自然豊かな日本の原風景の希少な合掌造り家屋が残る菅沼集落
「合掌造り」とは
三角形の茅葺き屋根が特徴で、45度から60度の傾斜で丸太が組まれ、豪雪の雪下ろしの作業軽減や多雨地帯の水はけを考えて作られたもので、のどかな原風景を感じさせられます。
岐阜県の「白川郷」が圧倒的に有名ですが「越中五箇山の合掌造り集落」も一緒に世界遺産に登録された貴重な文化遺産として美しい里山の景観があります。
五箇山の菅沼合掌造り集落
五箇山は、 40の小さい集落の総称で「相倉(あいのくら)」と「菅沼(すがぬま)」の2つの集落が世界文化遺産に登録されています。 その一つ菅沼集落にツアーで立ち寄りました。 菅沼集落は9つの合掌造り家屋がある小さな集落です。集落のなかには喫茶店やお土産屋、五箇山の産業の歴史や文化を学べる資料館があり、すぐ近くには庄川が流れ自然景観のいいこじんまりとした里山集落となっています。
五箇山では、江戸時代中期頃は養蚕業や、和紙製造、火縄銃の火薬の原料となる硝石である塩硝(えんしょう)作りが活発だったということで、合掌造りの建物の中も見学ができるところがあり建物の中を見学しましたが、1階は、塩硝作りや住居、2階は養蚕業、3階以上は物置や乾燥庫に利用されているなどとても考えられた住居兼工場になっていてとても関心しました。
越中菅沼合掌造り集落