一年を通じて様々な花が咲き誇る大和路の花の御寺(みてら)「長谷寺」
徳川幕府による大規模な造営として代表的な寺院本堂で、小初瀬山の中腹にぐいと張り出した懸造り(舞台造り)の建築が見事で京都の清水寺とよく似た舞台があります、舞台からの眺望が見事な国宝寺院で、真言宗豊山派の総本山です。四季折々境内のあちらこちらに美しく花が咲き、特に牡丹の花の寺として有名で、1~2月には冬牡丹、4月下旬~5月下旬には長谷寺ぼたんまつりも開催され、牡丹の花を鑑賞することができ多くの人出があります。「長谷寺花とこよみ」公式HP
◆長谷寺の山門「仁王門」、重厚な造りの屋根がとても迫力あります。門の両側には仁王像、上階には釈迦三尊と十六羅漢が祀られています。
◆ 仁王門から本堂へと続く399段の風雅な登廊(のぼりろう)、「下登廊」「中登廊」「上登廊」と三つ折りのレイアウトで続いていて、「下登廊」では、1~2月に冬牡丹、4月下旬~5月下旬に牡丹の花が鑑賞でき、「冬牡丹」も風情があって人気のようです
◆本堂の中央には木造では日本最大級の十一面観世音菩薩像があり、その大きさにびっくりで、なにかしらパワーを感じます。毎年春と秋には巨大な観音像の足指に触れられる特別拝観が行われるようです。
◆本堂前の舞台からはぐるりと四方眺望がひらけ朱塗りの美しい五重塔も見え、とても和みます。
◆本堂は見上げると大きくて、本尊である十一面観音菩薩像を祀っている観音堂で、初瀬山中腹の断崖絶壁に懸造(かけづく)りされています。国宝に指定されており、舞台からは向かいの初瀬山の景色が広がりとてもいい眺めです。
◆本堂向かいの高台にある「五重塔」は、昭和29年(1954年)、戦没被災者慰霊のため建立されたもので、朱塗りの美しい塔の内部には大日如来が祀られているとのことです。
「倭鴨」の昼食と地下約600mより噴出する長谷寺温泉の入浴タイム
長谷寺湯元温泉「井谷屋」ではブランド合鴨「倭鴨」の昼食と、そのあとに地下約600mより噴出してるという長谷寺温泉のご入浴ができました。倭鴨は鴨特有の臭みがなく、脂と赤身のバランスが良い奈良県のブランド合鴨ということで、いい味で、お風呂も無色透明のさらっとした、ほど良い熱さの温泉でした。
・胡麻豆腐・鮪/鳥賊/あしらい一式・倭鴨鍋
・茶碗蒸し・海老/季節の野菜・サゴシの酢〆 ・北寄貝・三輪そうめん・オレンジ/キウイ
長谷寺MAP
参道には名物の草餅のお店があります、是非食べてみましょう!!
◆長谷寺の門前の参道を歩くと両脇にお土産・お食事処が続きます、長谷寺温泉からぶらぶらと歩きましたが結構草餅のお店があります、バラ売りしている老舗のお店もありました、よもぎ色の団子に焼き目がついて、餡もおいしくてなかなかいい味です、是非ご賞味を!!
関西最大級!のどかな牧歌的風景~ススキの名所「曾爾高原」へ
日本300名山の一つ倶留尊山。この山から亀の背に似た亀山を結ぶ西麓に広がるのが曾爾高原です。
標高約700mの広大な高原をススキが彩る風景はまさに圧巻な景色です!
約40ヘクタールある曽爾高原はススキで一面に覆われた草原で、3月中頃に毎年山焼きが行われ、秋になるとススキの穂が陽射しを浴びて、一面高原はススキで覆われてきます、9月中旬に穂が出はじめ11月下旬金色に染まります。昼間はまぶしい太陽の光を受け、銀色の波となってうねり、11月下旬の夕暮れ時には金の波となってゆれる景色を楽しむことができるということです。今回行ったのがまだ9月下旬だったので金色に輝く景色は見ることできなかったのですが、それでも風にたなびく一面のススキの光景は見事でした。高原の中腹には「お亀伝説」が残るお亀池があり、湿原特有の希少な植物を見ることができます。何度でも訪れたくなる曽爾高原はハイキングに人気のスポットでお亀池近くには広場もあり、シートを広げ休息・食事したりで楽しんでいる人たちがたくさんいました。
曽爾高原MAP
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